インプラント治療とは?
歯を失ったときに選べる治療法の一つがインプラントです。インプラントは、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法です。天然の歯と非常に似た見た目と機能を持つため、多くの患者さんに選ばれています。では、インプラントのメリットとデメリット、そして他の治療法との違いを詳しく見てみましょう。

インプラントのメリット
- 天然歯のような見た目と機能
インプラントは、見た目も噛む力も天然の歯に非常に近いものがあります。審美性が高く、違和感なく笑顔を見せることができますし、しっかりと噛むことができるので、食事も快適です。 - 他の歯に負担をかけない
ブリッジ治療では、隣接する健康な歯を削って支えにする必要がありますが、インプラントは周囲の歯に影響を与えません。これは、長期的に見て歯の健康を守るうえで大きなメリットです。 - 長持ちする
適切なケアを行えば、インプラントは非常に長く機能します。他の治療法に比べて、寿命が長く、定期的なメンテナンスを行うことで、10年以上持続することが多いです。
インプラントのデメリット
- 費用が高い
インプラント治療は、ブリッジやデンチャー(入れ歯)に比べて費用が高めです。また、保険適用外の場合が多く、費用面で負担が大きくなることがあります。当院では1本約40万円が目安となっております。 - 外科手術が必要
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込むため、外科手術が必要です。手術後には回復期間が必要で、まれに手術後の痛みや腫れが出ることがあります。 - 治療期間が長い
インプラントは、人工歯根が骨としっかり結合するまでの時間が必要で、治療全体が完了するまでに数ヶ月かかることがあります。すぐに結果が欲しい方には不向きかもしれません。
ブリッジ・デンチャーとの違い
- ブリッジ
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削り、それらを支えにして人工歯を装着する方法です。インプラントのように手術を伴わず、比較的短期間で治療が完了しますが、支えとなる歯に負担がかかります。 - デンチャー(入れ歯)
デンチャーは、取り外し可能な人工の歯です。部分入れ歯と総入れ歯があり、手術が不要で費用も比較的抑えられますが、装着時に違和感を感じたり、長期的に歯ぐきや骨に影響が出ることがあります。
まとめ
インプラント治療は、天然の歯に近い機能性や見た目が期待でき、長持ちする優れた治療法です。ただし、費用や手術が伴うため、しっかりとした相談と検討が必要です。ブリッジやデンチャーも選択肢としてありますので、患者様一人ひとりのライフスタイルや希望に合わせて、最適な治療法を選びましょう。