子どもの指しゃぶりはやめさせるべき?歯並びへの影響と上手な対応
2026年07月25日小児歯科
子どもの指しゃぶりはやめさせるべき?歯並びへの影響と上手な対応
「うちの子、まだ指しゃぶりをしているけど大丈夫かな?」
このようなご相談を保護者の方からよくいただきます。
指しゃぶりを見かけると、「歯並びが悪くなるのでは?」と心配になりますよね。
指しゃぶりは成長の一つ
赤ちゃんや小さなお子さんにとって、指しゃぶりは決して珍しいことではありません。
眠いときや不安なとき、安心したいときに自然と行うことが多く、心を落ち着かせる大切な行動でもあります。
そのため、3歳頃までは無理にやめさせる必要はないと日本小児歯科学会でも考えられています。
3歳を過ぎても続く場合は注意
一方で、4歳以降も毎日のように長時間指しゃぶりが続くと、歯並びやかみ合わせに影響が出ることがあります。
例えば、
- 前歯が閉じなくなる(開咬)
- 出っ歯になりやすい
- 上あごが狭くなる
- 発音や食べ方に影響が出る
といった変化がみられることがあります。
もちろん、すべてのお子さんに起こるわけではありませんが、習慣が長く続くほどリスクは高くなります。
無理に叱るのは逆効果
「ダメ!」「やめなさい!」と強く注意してしまうことがありますが、これはあまりおすすめできません。
指しゃぶりは、お子さんにとって安心できる行動であることも多いため、強く叱るとかえってストレスが増え、習慣が長引くこともあります。
ご家庭でできること
指しゃぶりを減らすためには、
- たくさん遊んで体を動かす
- 絵本を読んだりスキンシップを増やす
- 手を使う遊びを取り入れる
- 指しゃぶりをしなかった日はたくさん褒める
といった関わりが効果的です。
「やめさせる」よりも、「自然と必要なくなる環境をつくる」という考え方が大切です。
気になるときは早めにご相談ください
3〜4歳を過ぎても頻繁に指しゃぶりが続いている場合や、歯並びが気になり始めた場合は、一度歯科医院で確認することをおすすめします。
くすやま歯科クリニックでは、お口の定期検診を通して、お子さんの歯並びやあごの成長を継続的にチェックしています。
指しゃぶりをはじめ、口呼吸や舌の癖(舌で前歯を押す癖)、唇をかむ癖などの**「お口の習癖」**は、お子さんによって歯並びへの影響の現れ方が異なります。
そのため当院では、
- 指しゃぶりなどの習癖が歯並びにどの程度影響しているのか
- あごの成長は順調か
- このまま経過観察でよいのか、それとも生活習慣の改善や矯正相談が必要なのか
を、お口の状態や成長に合わせて診断しています。
定期検診は、虫歯を見つけるためだけのものではありません。
「歯並びが悪くなってから治す」のではなく、「歯並びが悪くなる原因に早く気づく」ことも、定期検診の大切な役割です。
お子さんの成長に合わせて定期的に診ていくことで、小さな変化にも早く気づき、適切なタイミングでアドバイスや治療につなげることができます。
当院より
子どもの成長には、一人ひとり違いがあります。
指しゃぶりを見つけると心配になりますが、必要以上に焦る必要はありません。
お子さんの気持ちに寄り添いながら、お口の成長を見守っていくことが何より大切です。
お子さんの健やかな成長を支えるためにも、ぜひ定期的な歯科検診をご活用ください。くすやま歯科クリニックでは、お子さん一人ひとりの成長に合わせたサポートを行っています。気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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